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1996

今年のコレクションを飾る画像は、仕事への情熱を物語ります。自分がすることに対し感動する特権を持つ人たち、私たちが必要とする、新しいヒューマニズムの証人たちについて話しかけているのです。

繊細さ、自覚、晴れやかな尊厳からなるヒューマニズム。私たちの時間に満ちる雑音からほど遠いにもかかわらず、このヒューマニズムは生き生きとした姿を見せています。熟練の匠として体得した技に対する情熱から生まれるものだからです。

私たちが、毎日仕事をするなかで探してきたものはまさしくこれなのです。これがなければ、私たちの歴史は違ったものになったことでしょう。