「テクネ(Technè)」- この言葉は古代ギリシャで、職人の技巧と芸術という2つの意味を持つ単語として使用されていました。このことから、もともと芸術と職人の技巧には深い関わりがあったという、たいへん興味深い事実がうかがえます。

ルネサンス期まではまだ、そのような概念が根付いていました。当時、批評家や人文主義の文学者としても活躍した、かの芸術家ジョルジョ・ヴァサーリの作品に目を向ければ、おのずとそれが証明されます。芸術が技術や職人の技巧とは別物として捉えられるようなったのは、それからだいぶ経った18世紀に入ってからのことでした。理性を重んじる啓蒙運動の波がその引き金となったのです。

今日、ブルネロ・クチネリは繊細な手仕事や職人の技巧に託された真の意味をつきつめ、そこから生まれる「美」を追求することに企業としての理念を掲げています。そうすることではじめて、本来の人間味や人としての創造力がカタチとして表現されていくからです。そのために私たちは、一切妥協を許しません。

1992 Mondo Economico
1998 La Nazione

イタリアの誇る職人の技巧や手仕事は、私たちの作品の美しさや、文化、アイデンティティの中で輝かしい存在感をアピールしてくれます。

工業的な発展と昔ながらの職人の技巧を見事に融合した私たちの製品は、いつの時代も変わらぬ価値を保ち続けています。私たちの土地で創られた「モノ」だけでなく、原料を厳選することへのこだわりや、究極の品質と創造性を全バリューチェーンにおいて追求するモノづくりのあり方は、いまや世界中の人々を魅了しています。

その秘訣は、何よりも手法に隠されているのです。最先端の技術はあくまでも道具のひとつとして捉え、決して目的達成のためには使用せず、現代の革新的なツールを可能な限り繊細な手仕事や創造力の表現に結びつけていく。そうした概念を明確に理解していれば、どんな時も必ず正しい手段にたどり着くことができます。本来ツールは、職人として最も大切な「技巧」を引き立てるための限定的なものでなければならないのです。

la fabbrica di Solomeo
la fabbrica di Solomeo
Vauvenargues

「私たちの精神が感情に満ちている時、私たちの仕事は魅力に満ちている。」ヴォーヴナルグ

L'artigianalità italiana

そうしたこだわりを背景に、ソロメオ村には現代芸術工芸学校が設立されました。昔ながらの手仕事と職人の技巧を伝承し、若者たちが職人技術の本当の価値を理解・評価することができるように、という願いがそこには込められています。現在この学校では、パターンメーキング・縫製科(レディース)、裁断・縫製科(メンズ)、ニット製品の修理・補修科、食料栽培・庭園管理科、壁画芸術科といった学科が設けられています。学校を設立するという試みは、イタリアの文化遺産として世界中に尊敬されているクラフトマンシップと当社との深い結びつきを証明するものでもあります。

お問合せ、入学申し込み先:

http://scuoladeimestieri.sfcu.it
info@sfcu.it
Tel. 075/582741 (9-13)

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