「図書館を立てることは、公共の穀物倉庫をまた建てることに似ている」

ハドリアヌス皇帝は、様々な国民の文化的、社会的発展における、書物と公共の図書館が担う重要性について、このように考えていました。2008年、いにしえから伝わる知識の保存と普及という理想をヒントにし、ブルネロ、フェデリカ・クチネリ財団は、ソロメオ図書館を開館しました。

La Biblioteca

この図書館はアウレリウス新人文主義アカデミー内に設立されたもので、ソロメオ芸術フォーラムの一角を成す新古典主義建築の建物です。クチネリ劇場と、野外劇場のの一部である、調和に満ちた楕円形の空間に面しています。

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「古典を読み後世の為に書く。」ペトラルカ

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「書かれた言葉が、人間の声を聞くことを私に教えてくれた」ハドリアヌス帝

フォーラムを構成する他の場所と同じく、図書館もまた誰もが利用できる空間を提供しています。この場所では、様々な表現を用い、対話と文化的な活動が推奨されているのです。

哲学、歴史、文学、芸術などのテーマを深く掘り下げることを目的とした会の活気がいろんな部屋に満ちあふれたこの図書館。芸術、文学、歴史、スピリチュアリティ、哲学に関する古典や近代の厳選された書物が豊富に収蔵されています。外国語の古典も多岐にわたって収蔵されており、意外なものではモンゴル語、ヘブライ語、日本語、インド系言語のものも見られます。

2021年の終わりに、「ソロメオ村の普遍的な図書館」の新設工事も始まりました。このプロジェクトは、ブルネロ&フェデリカ・クチネリ財団が長い間夢見てきたのもで、彼らの強い願いのもとに実現しました。

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