妻のフェデリカはソロメオ村の出身です。彼女と交際を続けていた1978年に、私は妻の生まれ故郷である素敵なソロメオ村にも惚れてしまいました。当時フェデリカはこの近くでささやかな洋服屋を営んでおり、それがきっかけでニット会社を創ることを思いつきました。

La torre del Castello
Impresa Umanistica
Gli affreschi del Castello

ペルージャはニット産業の盛んな地域でしたが、ペルージャだけをとってみても当時1万3千人を超える人々がこの業界に携わっていましたから、私も随分勇敢だったものです。

すぐに思い浮かんだのは、女性向きの綺麗な色のカシミヤニットをつくることでした。これは当時としては斬新なアイディアでした。

1991 Fashion
Socrate

まったく新しいこの提案を、市場(特にドイツ市場)は好意的に迎えてくれました。私の会社が短期間で成功することができたのは、ほかでもなくそのおかげでした

Il cashmere

カシミヤは、ビロードのようにソフトな肌触りだけでなく、長持ちする点も重要な特性であることを確信しました。長持ちするという概念は私の世界観の一部でした。これには非常に優れた意味があり、その時から、会社の表象的・生産的なあらゆる考え方をこの概念に集中させました。カシミヤの服は一生ものです。捨てられることなく、代々引き継がれるべきものであり、寿命の長さがカシミヤの価値を象徴しています。

Brunello Cucinelli Campagna 1995

Brunello Cucinelli campagna 1995

これに引き続き大きな成功を果たし、私は2012年にミラノ証券取引所に上場する決意を固めました。忘れられない感動いっぱいの成功でした

あたかもアントワーヌ・サン=テグジュペリのロマンチックな『星の王子様』のごとく、私は提案を発表する際には、数字や計算ではなく、人間や仕事の尊厳、古くからの伝統や理想について語りました。それが私の正直な思いでした。情熱を語ることで説得を試みたのです。

1992 Il Sole 24 Ore
1998 Platinum
Brunello Cucinelli, la fabbrica di Solomeo
Brunello Cucinelli, la fabbrica di Solomeo
Brunello Cucinelli, la fabbrica di Solomeo
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